【長野県】セルロースファイバーで非破壊断熱

Blog
【動画あり】断熱材セルロースファイバー施工に密着!新築の<壁><天井>に施工します。

 

長野県にある断熱工事会社<テオリアランバーテック>の社員が、自宅新築時に断熱材『セルロースファイバー』の施工に密着。

高い断熱効果だけでなく、調湿性・耐火性・吸音効果・撥水性・防カビ・防虫効果など、多くの特徴のある断熱材『セルロースファイバー』はどのように施工されるのか?

施工担当者に話を聞きながら、施工手順をご紹介していきます。

この記事は、新築の断熱材について調べている方・セルロースファイバーの施工に興味のある方 に見ていただけると嬉しいです。

 

断熱材セルロースファイバーの施工に密着!新築の壁・天井に施工します

 

こんにちは。ブランド戦略室の池田です。
今回は、我が家のセルロースファイバー施工に密着したときの様子をご紹介していきます。
前回の記事はコチラ→長野市【新築の断熱工事】セルロースファイバー断熱材を自宅に採用しました!

現場に到着、作業内容確認

現場に到着しました。近隣のご迷惑にならないよう、作業はもちろん駐車などもマナーを守って行います。

<峯村>

断熱材施工では、他の業者さんと被らないように工程を組んでいますので、現場についたらまずは作業員全員で本日の作業内容の確認や注意点などのミーティングを行います。このミーティングを行うことで、施工不良や見落としなどを防ぎ、質の高い施工を心がけています。

 

養生と道具の搬入

続いて、施工で使用する道具や資材を搬入していきます。

この時も、建物に傷をつけないようにしっかりと養生をして搬入しているんですね。

<峯村>

僕たちが施工する時点では、クロスや床板は貼られていないのですが、玄関扉や窓ガラス・サッシなどに傷をつけないように搬入にも気を付けています。

 

セルロースファイバー準備(ミキサー)

セルロースファイバー吹き込みでは、室内でホースを使い充填させる者と、トラック内で機械を使いセルロースファイバーを撹拌させ室内に送り出す者の2人体制で工事を行います。

(記事では順番が前後していますが、壁へのセルロースファイバー吹き込みの場合はシート張りを行った後にミキサーの準備を行い、吹き込みをする流れになります。)

トラック内には、大量のセルロースファイバーの袋があります。
これをミキサーと呼ばれる撹拌機に入れ、細かくなったセルロースファイバーが送風機を通ってさらに細かくなります。そしてホースを通って壁や天井に運ばれます。

<峯村>

トラック内で作業する者と現場で吹き付けする者は、無線機を使ってコミュニケーションを取りながら正確に施工しています。

 

<壁>セルロースファイバー吹き込み

シート貼り

綿状のセルロースファイバーを吹き込むために、まずは空気を通す専用のシートを壁に張ります。
このシートを張ることで、送風機を通して送られてきたセルロースファイバーが空気だけを外に逃がすので、しっかり圧がかかった状態で施工することができます。

住宅の壁のサイズに合わせてシートをカットし、エアタッカーと呼ばれる道具を使ってシートを壁に打ち付けていきます。

私もシート貼りを体験させてもらいました!現場のみんなは簡単そうにやっていましたが・・・私は使い物になりません(;O;)笑
貴重な体験をありがとうございました。

シートを貼り終わったら、吹き込みホースを通す穴を開けていきます。

<峯村>

この時、配線やコンセント部分も気密テープで処理することで気密性を低下させることなく断熱材を施工することができます。見えなくなってしまうところですが、施工品質を守るために細かな部分も丁寧に施工しています。

 

吹き込み開始

ミキサーの準備と吹き付けの準備が整ったところでセルロースファイバーの吹き込みを開始します。

どんな断熱材にも言えることですが、せっかく良い断熱材を使っていても施工の段階で不備や不良があると断熱性能が落ちてしまいます。

乾式のセルロースファイバーの吹き込みでは、断熱材の沈下について書かれている記事をよく目にしますが、決まった圧で施工することで沈下を防ぐことができます。
テオリアランバーテックのセルロースファイバー吹き込み工事も、壁や床には、55kg/㎥の密度で施工しています。
一つ一つの作業を丁寧に正確に行うことでその品質が保たれています。

上の写真のように、圧をかけて施工しているため、シートをカットしても断熱材が落ちることはありません。

横から見るとこんな感じに壁とシートの間にパンパンにセルロースファイバーが詰まっています。

最後にポリエステル系の断熱材を詰めて穴を塞いで壁の施工は完了です。
この断熱材は、中で広がってセルロースファイバーのこぼれ防止と、ホースを抜いた際に若干ですが断熱層が少なくなるので、これを補う役割があります。

<峯村>

講習会や先輩からの指導で身につけた知識と技術で、『冬=暖かく』『夏=涼しい』お家づくりのお手伝いをさせていただいています。

▼動画はこちら。

 

<天井>セルロースファイバー吹き込み

吹き込み開始

天井の場合は、作業員が天井点検口から天井裏へ入ります。
施工前は上の写真のような状態です。

吹き込みホースを使ってほふく前進で奥から点検口へ向かってセルロースファイバーの吹き込みを行います。

施工後は空気が含まれていますが、徐々に沈みます。
メーカーでは、「自重で8%沈む」とされていますので、弊社では+10%で吹き込みを行っています。立米あたりでは、25kgの密度で施工しています。

さて、これで天井の施工も完了です。

<峯村>

今回の施工は冬でしたので、天井は暖かく施工するには快適でしたが、夏場の天井・小屋裏は まるでサウナ!天井の断熱の必要性を誰よりも感じています。そして、新築の現場で断熱材を施工すると、実はお施主様よりも先に大工さんに大変喜んでいただいています。笑

▼動画はこちら。

 

まとめ

以上、新築の断熱材施工現場からお伝えしました!

セルロースファイバーの施工は、経年変化による断熱材の沈下についての記事を目にしますが、既定の密度で吹き込むことで沈下は防ぐことができます。

また、今回の施工の様子を見ていただければ分かる通り、断熱性や気密性を失わないように断熱のプロが1軒1軒丁寧に施工させていただいております。

今回は、新築の壁・天井の施工のご紹介でしたが、【床を剥がさない】【住んだままOK】床下断熱など、テオリアランバーテックでは断熱リフォームで寒ーい長野県の住宅をたくさん暖かくしてきました。

冬の電気代にお悩みの方脱衣場やキッチンの寒さにお悩みの方、まずはお気軽にご相談ください(^^)

現調・見積バナー

おすすめの断熱記事