床下・天井の断熱リフォーム。気流止めで気密性もアップ(安曇野市・I様邸) 公開日:2024年1月27日/更新日:2024年5月23日 エリア 長野県安曇野市 建物種別 木造2階建て 築年数 不明(30~40年?) 施工範囲 床下断熱、天井断熱 施工面積 約196㎡ 概算費用 約1,402,500円 助成金 280,000円 施工日数 3日 ご希望 購入した中古住宅の底冷え改善、建物全体の寒さ改善 ※概算金額にシロアリは含んでおりません。 調査 【床下調査】断熱材がない状態 【天井調査】天井は一部古い断熱材が敷かれている 【天井調査】天井は断熱材のないところも多い(写真は下屋) 弊社のYouTube動画をご覧いただき、建物全体の寒さ対策のご相談をいただきました。 調査では、床下は無断熱。天井は一部に断熱材がありましたが、隙間もたくさんあり断熱性能はとても低い状態です。 今回は、天井の既存断熱材には上からセルロースファイバー断熱材を施工していきます。 施工前後 【床下施工前】足元がひんやりする原因は無断熱 【床下施工中】専用のシートを張り、セルロースファイバーを吹き込む 【床下施工後】セルロースファイバー断熱材 【天井施工前】次世代省エネ基準を満たすためスケールで断熱材の厚みを測る 【施工中】気流止めを施し気密性を高めます 【天井施工後】断熱材の厚みは200mm 今回はセルロースファイバー断熱材を床下145mm(密度 55±5kg/㎡)と天井200mm(密度 55±5kg/㎡)充填いたしました。 長野県の次世代省エネルギー基準は床下で88mm、天井で160mmですので、新築並みの断熱性能になりました。 今回施工した安曇野市は、地域区分で4地域になります。4地域の床の熱抵抗値は「2.2(㎡・k/w)」、セルロースファイバー断熱材の熱伝導率は「0.04W/(m・K)」です。 ちなみに省エネ基準に必要な断熱材の厚みは以下の計算で求めることができます。 必要な断熱材の厚み(mm) = 基準となる熱抵抗値 × 断熱材の熱伝導率 × 1000 これに今回の工事を当てはめると… 【床下】 2.2×0.04×1000=88(mm)となります。今回の工事では145mm施工しています。 【天井】 4.0×0.04×1000=160(mm)となります。今回の工事では200mm施工しています。 次世代省エネルギー基準を大きく満たしています。 今回は木造軸組構法でしたが、2×4などの木造枠組壁工法や鉄筋コンクリート造では熱抵抗値の数値も変わってきます。 非破壊で出来る床下断熱リフォーム&内窓設置は住みながら最短1日から工事可能です。タイミング次第では助成金を活用して通常よりもお得に工事できる可能性も!(助成金申請手続きは全て弊社で行いますのでご安心ください) 夏の暑さ、冬の寒さでお悩みの方は無料の断熱診断をご利用ください。 投稿ナビゲーション <補助金利用><次世代省エネ基準>無断熱の床下の底冷え解消!(安曇野市・H様邸)無断熱箇所や断熱材の落下を改善して底冷え解消(坂城町・N様邸)