自宅の壁にセルロースファイバー!断熱性や吸音性の体感・感想 公開日:2023年9月11日/更新日:2023年9月11日 こんにちは 技術部 内川です。 我が家の壁にセルロースファイバーを採用し、1年半住んでみて分かった事をお話させていただきます! 何故壁に採用したのか? その理由は、セルロースファイバーの個性を確かめてみたくて採用しました! ではセルロースファイバーの個性についてお話させて貰います。 目次 Toggle セルロースファイバーの特徴①隙間なく施工できて、断熱欠損が起きにくい②吸放湿③吸音性まとめ セルロースファイバーの特徴 ①隙間なく施工できて、断熱欠損が起きにくい 壁内・小屋裏・床下には配線や、換気用のダクト・配管等が通ります。 そこにきれいに隙間なく断熱材を充填出来て、断熱欠損が起きにくいのでしっかりと断熱されます。 また経年劣化でやせて行く事もないです。 断熱材グラスウールとセルロースファイバーを比較したものがこちら。 ↑こんな形に隙間なく入ります! ①「隙間なく施工できて、断熱欠損が起きにくい」の体感 変化が分かる程の年数住んでいませんので、こちらの変化はまだ体感できませんが長期的に見て行こうと思います! ②吸放湿 断熱材自体が吸ってしまった結露水をゆっくりと時間をかけて放湿していく、また断熱材の性能として珍しい防カビ性もあります。 なので木造住宅の壁内等に結露水が溜まりカビの抑制にもなります。 ②「吸放湿」の感想 ①に続きすみません・・・ これも把握出来る程の年数暮らしていませんので体感は出来ていません。 ですが、お世話になっている工務店の方が我が家訪問時に含水率を計る機械で測定し頂いた際には、築後1年で回っている他の断熱材を使用した住宅よりも木材に含まれる水分が少なかったとの事でした! (妻が当時対応していたので機械と数値画像が無く申し訳ございません・・) なのでこちらも期待して長期的に見ていきます! ③吸音性 各断熱材毎に遮音性・防音性・吸音性等記載されていますが、セルロースファイバーは吸音性です。 音を吸い、分散させる事で音もれしないというものです。 なる程・・・ まず、「防音」についてです。 防音は方法というよりも、概念に近い意味になります。 外部からの音が室内に入るのを防ぎ、また室内の音が外に漏れることを意味します。 そして具体的な防音方法が以下の2つ。「吸音」と「遮音」に分かれています。 ■吸音(きゅうおん) 漢字の意味から、音の振動を吸収して振り幅を小さくする方法です。 吸音性のある壁は、大きな音を少しずつ小さくして外に逃すようなイメージになります。室内での反響が小さくなります。 ■遮音(しゃおん) 漢字の意味から、音を遮るという方法です。空気中に伝わる音を跳ね返すように音を遮断します。 例えば太鼓、叩くと膜が震えて、その振動が空気に伝わり音がでます。遮音性のある壁はこの振動が壁で跳ね返ることで、外部に漏れないようにします。室内での反響があります。 違いが難しいですが、感想に行きましょう! ③「吸音性」感想 これは直ぐに体感出来ました。 我が家はガルバリウム鋼板という外壁を採用していて、これ以外の外壁材に比べて雨音などが屋内に響きやすいという特徴がある製品なのですが、大粒の雨が降っていても雨音に気が付きませんでした! 試しに映画で大きな音をリビングで流し、外に出てみたのですが全然音もれしていなかったので、我が家は音楽を流したり、映画を見る際に時間やボリューム、夜に掃除機の音等を全然気にしなくてよい状態になっております。 我が家の隣に企業の駐車場があるのですが全然音が入ってこないのでとても助かっています。 ちなみに、屋根には遮音性のあるという断熱材を使用していますが屋根に近い二階では雨が降ると直ぐに分かります。 この優れた吸音性について、弊社YouTubeチャンネルで簡単な実験をおこなっています。 気になる方はぜひご覧ください。 まとめ ①、②に関しては観察中ではありますが③は想像以上の結果となりました! コロナ過の辺りからセルロースファイバーを採用される理由で断熱材としてだけでなく、吸音性での採用が新築・リフォームともに増えてきています。 例えばリビングの近くにトイレがある間取りの際に、間仕切り壁に吸音用で使用したり、シアタールーム、トレーニングルームなど、さまざまな使い方が可能です。 間仕切り壁に断熱材を入れると1つのお部屋自体で断熱がしっかりされるので光熱費節約にも繋がっているそうです。 そんなセルロースファイバーにご興味が湧きましたか? その際は弊社へお問い合わせ下さい。 お読みいただきありがとうございました! 投稿ナビゲーション 【断熱リフォーム】床下にセルロースファイバーを施工しました!【床はがし不要・引越不要】セルロースファイバー床下施工