もう悩まない!窓の結露の原因からプロ級対策まで徹底解説【長野の気候にも対応】 公開日:2025年5月26日/更新日:2025年5月26日 冬の朝、窓いっぱいの水滴を見てうんざり…これは多くの方が経験する結露の悩みです。 たかが水滴と侮ってはいけません。結露は見た目の不快さだけでなく、住まいや健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。 \ こんなお悩みはありませんか?/ 「どうして結露は起きるの?」 「賃貸でもできる対策はある?」 「根本的に解決するには?」 結露のメカニズムから、今日からできる手軽な対策、そしてプロに頼む根本解決策まで、網羅的に解説します。 この記事を読めば、結露の悩みから解放され、快適な暮らしを手に入れるための一歩を踏み出せるでしょう。特に、寒さの厳しい長野県にお住まいの方にとっては、結露対策はより重要です。ぜひ最後までお読みください。 目次 Toggle 窓の結露はなぜ起こる?発生原理と放置するリスク結露が発生する物理的な仕組み結露を放置するとどんな問題が起きるのか結露が発生しやすい条件と場所を知ろう窓の種類による結露のしやすさ住宅タイプ別の結露リスク今すぐできる!0円〜低コストの結露対策5選こまめな換気で湿度を下げる室温と暖房器具の選び方レイアウトの工夫で結露を減らす100均でそろう!結露対策グッズの活用法窓掃除と結露拭き取りのコツ中〜高コストで効果的な結露対策4選除湿器・サーキュレーターの活用法結露防止シート・フィルムの選び方と貼り方結露対策スプレーの活用法断熱カーテンの導入根本解決!窓のリフォームによる結露対策複層ガラス・真空ガラスへの交換窓枠・サッシの交換二重窓・内窓の設置マンション・賃貸物件での結露対策のポイントマンションで結露が起きやすい場所と対策賃貸物件でもできる結露対策管理組合や大家さんに相談するべきケース季節別・結露対策カレンダー冬の結露対策タイムライン梅雨〜夏の結露対策タイムラインまとめ:窓の結露対策ステップ 窓の結露はなぜ起こる?発生原理と放置するリスク 窓の結露は、空気中に含まれる水蒸気が液体の水に変わることで発生します。この現象を理解するには、空気と水蒸気の関係を知ることが重要です。特に冬場に多く見られる結露ですが、その発生メカニズムは物理学的な原理に基づいています。なぜ窓にだけ結露が集中しやすいのか、そしてその結露を放っておくとどのような問題が起こりうるのかを知ることで、結露対策の必要性をより深く理解することができます。まずは、結露が発生する基本的な仕組みから詳しく見ていきましょう。 結露が発生する物理的な仕組み 空気は温度によって含むことができる水蒸気の量に限界があります。この限界を「飽和水蒸気量」と呼びます。 暖かい空気ほど多くの水蒸気を含むことができますが、空気が冷やされると、含むことができる水蒸気の量が減少します。室内の暖かい空気が冷たい窓ガラスに触れると、窓付近の空気が急激に冷やされます。このとき、冷やされた空気の温度が、その空気が含みきれなくなった水蒸気が水滴になり始める温度、つまり「露点温度」を下回ると、余分な水蒸気が液体の水となって窓ガラスの表面に付着します。これが窓の結露の正体です。室内外の温度差が大きいほど、窓ガラスの表面温度は下がりやすく、結露が発生しやすくなります。 結露を放置するとどんな問題が起きるのか 窓の結露を単なる水滴として軽視し、放置しておくと、様々な問題を引き起こす可能性があります。 最も身近な問題は、カビやダニの発生です。結露によって湿った窓枠や壁、カーテンは、カビやダニにとって最適な繁殖環境となります。カビは見た目が不快なだけでなく、胞子を飛散させてアレルギー性鼻炎や喘息などの健康被害の原因となることがあります。また、ダニの死骸や糞もアレルゲンとなります。さらに、結露水が窓枠や壁材に染み込むと、建材を腐食させたり、剥がれやひび割れの原因となったりして、住宅の寿命を縮めることにもつながります。断熱材が湿気を含むと性能が低下し、さらに結露が悪化するという悪循環に陥ることもあります。 結露が発生しやすい条件と場所を知ろう 結露はどこの家でも起こりうる現象ですが、特に発生しやすい条件や場所が存在します。ご自宅の状況と照らし合わせながら、どのような場合に結露リスクが高まるのかを把握しておくことは、効果的な対策を講じる上で非常に役立ちます。ここでは、窓の種類による違いや、お住まいの住宅タイプによる結露リスクについて解説します。ご自身の家に潜む結露の落とし穴を知ることで、より的確な対策を始めることができるでしょう。 窓の種類による結露のしやすさ 窓の種類によって、熱の伝わりやすさが異なり、それが結露のしやすさに直結します。 最も結露しやすいのは、一枚のガラスでできた「単板ガラス」です。外気温の影響を直接受けやすく、室内側のガラス表面温度が非常に低くなりやすいため、結露が発生しやすくなります。 次に、「複層ガラス」は、複数枚のガラスの間に空気層やガス層を設けることで断熱性を高めていますが、ガラスの種類や層の厚さによっては結露が発生することもあります。 最も結露しにくいのは、「Low-E複層ガラス」や「真空ガラス」など、高い断熱性能を持つ窓です。これらの窓は、室内側のガラス表面温度が下がりにくいため、結露の発生を大幅に抑制できます。 住宅タイプ別の結露リスク お住まいの住宅タイプによっても、結露の発生しやすさは異なります。 例えば、気密性の高いマンションでは、室内の湿気が外部に逃げにくいため、適切な換気を行わないと結露が発生しやすくなります。特に、コンクリート造りのマンションは壁自体が熱を伝えやすいため、窓だけでなく壁面に結露が発生することもあります。 戸建て住宅の場合、築年数が古い木造住宅などは比較的気密性が低いことが多いですが、それでも窓の性能が低い場合は結露が発生します。 また、最近の高気密高断熱住宅では、計画的な換気システムが重要になります。換気が不十分だと、かえって室内に湿気がこもり、結露を招くことがあります。地下室や北側の部屋など、日当たりが悪く冷え込みやすい場所も結露が発生しやすい傾向にあります。 今すぐできる!0円〜低コストの結露対策5選 「結露をなんとかしたいけど、お金はかけたくない…」そんな方もご安心ください。実は、ほとんどコストをかけずに今すぐ実践できる結露対策はたくさんあります。日々のちょっとした工夫で、結露の発生を抑えることが可能です。ここでは、特別な道具や費用を必要としない、手軽に始められる結露対策を5つご紹介します。これらの対策を組み合わせることで、結露の悩みを軽減することができるでしょう。 こまめな換気で湿度を下げる 結露対策の基本中の基本は、室内の湿度を下げることです。 人が呼吸したり、料理や洗濯物を干したりすることで、室内には常に水蒸気が発生しています。この湿気を屋外に排出するために、こまめな換気を行いましょう。 効果的な換気方法は、対角線上にある2つの窓を開けて空気の通り道を作ることです。難しい場合は、換気扇を回すだけでも効果があります。寒い時期の換気は、室温が下がりすぎないように短時間(5分~10分程度)を数回行うのがおすすめです。また、料理中や入浴後など、特に湿気がこもりやすいタイミングで換気を行うとより効果的です。 室温と暖房器具の選び方 室温設定も結露対策に影響します。 室温が高すぎると、空気が含むことのできる水蒸気量が増え、外気温との差も大きくなるため、結露が発生しやすくなります。とはいえ、寒さを我慢する必要はありません。快適な室温を保ちつつ、湿度をコントロールすることが重要です。また、使用する暖房器具によっても発生する水蒸気量が異なります。石油ファンヒーターやガスファンヒーターは燃焼時に水蒸気を発生させるため、これらの使用時には特にこまめな換気が必要です。エアコンや電気ヒーターは水蒸気を発生させにくい暖房器具と言えます。暖房効率を考慮しながら、ご自身のライフスタイルに合った暖房器具を選び、適切に換気を組み合わせましょう。 ▶【暖房費の節約】暖房機器別の特徴と効果的な使い方とは レイアウトの工夫で結露を減らす 室内のレイアウトを少し工夫するだけでも、結露対策につながることがあります。 窓の近くに大きな家具を置くと、空気の流れが滞り、窓付近の温度が下がりやすくなるため、結露が発生しやすくなります。窓から少し離して家具を配置し、空気の循環を良くすることを心がけましょう。また、観葉植物は水分を放出するため、窓の近くにたくさん置くと結露の原因となることがあります。置き場所を工夫したり、数を調整したりすることも検討しましょう。クローゼットや押し入れなど、空気の入れ替えが少ない場所も湿気がこもりやすいため、定期的に扉を開けて換気を行うことも重要です。 100均でそろう!結露対策グッズの活用法 手軽に始められる結露対策として、100円ショップなどで手軽に入手できるグッズを活用するのも良い方法です。 例えば、窓の下に置いて結露水を吸い取る「結露吸水シート」は、デザインも豊富なものが増えています。窓に貼る「結露防止シート」も、断熱効果を高め、結露の発生を抑える効果が期待できます。また、新聞紙を丸めて窓枠に置いたり、タオルでこまめに結露水を拭き取ったりするだけでも効果があります。家にあるもので応急処置的に結露対策をしたい場合に役立ちます。ただし、これらのグッズはあくまで補助的な役割であり、根本的な解決にはなりにくいことを理解しておきましょう。 窓掃除と結露拭き取りのコツ 結露が発生してしまったら、放置せずにこまめに拭き取ることが重要です。結露水をそのままにしておくと、窓枠の腐食やカビの発生につながります。 拭き取りには、吸水性の良いタオルやマイクロファイバークロスなどがおすすめです。窓の下に新聞紙や吸水シートを敷いてから拭き取ると、床が濡れるのを防げます。また、カビが発生しやすい時期には、定期的に窓掃除を行うことも大切です。洗剤を使って窓をきれいに拭き、カビのエサとなる汚れを取り除くことで、カビの発生を抑制する効果が期待できます。カビ取り剤を使用する場合は、換気を十分に行い、ゴム手袋などを着用して安全に作業しましょう。 中〜高コストで効果的な結露対策4選 手軽な対策だけでは結露の改善が見られない場合や、より効果的に結露を抑えたい場合は、ある程度の予算をかけて対策を講じることを検討しましょう。ここでは、0円〜低コストの対策よりも効果が期待できる、中〜高コストの結露対策を4つご紹介します。初期費用はかかりますが、その効果は高く、結露の悩みを大きく軽減できる可能性があります。ご自身の予算や結露の状況に合わせて、最適な対策を選びましょう。 除湿器・サーキュレーターの活用法 室内の湿度を下げるのに効果的なのが除湿器です。 除湿器を使用することで、空気中の余分な水蒸気を取り除くことができます。特に、換気が難しい梅雨時や、湿気がこもりやすい部屋などで使用すると効果的です。除湿方式にはいくつか種類があり、それぞれ得意な環境が異なりますので、ご自宅の環境に合ったものを選びましょう。 また、サーキュレーターを使って室内の空気を循環させることも、結露対策に有効です。 空気を攪拌することで、窓付近の冷たい空気と室内の暖かい空気が混ざり合い、窓の表面温度が急激に下がるのを防ぐことができます。 除湿器とサーキュレーターを併用することで、より効率的に湿度管理を行い、結露を抑制することが可能です。 結露防止シート・フィルムの選び方と貼り方 窓ガラスに直接貼り付けて断熱効果を高め、結露を抑制する結露防止シートやフィルムも有効な対策です。 様々な種類があり、プチプチとした形状の空気層で断熱するタイプや、特殊な加工で吸水・放湿するタイプなどがあります。断熱効果を重視するなら、空気層の厚いものや複層タイプを選ぶと良いでしょう。デザイン性の高いものやUVカット効果のあるものなどもあります。 貼り付けは、ガラス面の汚れや水分をしっかり拭き取ってから行います。ガラスのサイズに合わせてカットし、霧吹きでガラスを湿らせてから空気を抜きながら丁寧に貼り付けていきます。正しい方法で貼ることで、シートの効果を最大限に引き出すことができます。 結露対策スプレーの活用法 市販されている結露対策用のスプレーも、手軽に試せる対策グッズです。 結露防止スプレーは、窓ガラスに吹き付けることで表面張力を低下させ、結露水を水滴ではなく薄い膜状に広げることで乾燥を促進する効果が期待できます。製品によっては、防カビ成分が含まれているものもあります。 スプレーを選ぶ際は、効果の持続期間や使用可能な素材(金属・木材など)を確認しましょう。 DIYで結露防止スプレーを作ることも可能です。例えば、食器用洗剤を薄めたものを窓に塗布する方法などがあります(ただし、洗剤の種類や濃度によってはガラスを傷める可能性もあるため注意が必要です)。 断熱カーテンの導入 窓の断熱性を高めることは、結露対策において非常に効果的です。 比較的手軽に断熱性を高める方法として、断熱カーテンの導入があります。厚手の生地や、窓との間に空気層を作るハニカム構造のカーテンなどは、室内の熱が窓から逃げるのを抑え、窓の表面温度が下がるのを緩和する効果が期待できます。 根本解決!窓のリフォームによる結露対策 様々な対策を試しても結露の悩みが解決しない場合や、長期的に快適な住環境を維持したい場合は、窓のリフォームを検討することが根本的な解決策となります。窓の断熱性能を根本的に向上させることで、結露の発生原因を取り除くことができます。ここでは、窓のリフォームによる具体的な結露対策について解説します。費用はかかりますが、その効果は高く、結露の悩みから解放され、住まいの快適性や資産価値も向上させることができます。 ▶失敗しない高気密高断熱の家づくり|メリット・デメリット・リフォーム術まで完全解説 複層ガラス・真空ガラスへの交換 引用:先進的窓リノベ2025事業 既存の窓ガラスを、より断熱性能の高いガラスに交換することは、結露対策に非常に有効です。 単板ガラスから「複層ガラス」に交換するだけでも、ガラス間の空気層が断熱材となり、窓の表面温度が下がりにくくなるため、結露の発生を抑える効果が期待できます。 さらに高い断熱性能を求める場合は、「真空ガラス」への交換がおすすめです。真空ガラスは、2枚のガラスの間を真空状態にすることで熱の伝わりを極限まで抑えたガラスで、非常に高い断熱効果を発揮し、結露の発生をほぼ完全に防ぐことができます。ガラスの種類によって費用や効果は異なりますので、専門業者に相談して最適なガラスを選びましょう。 窓枠・サッシの交換 窓ガラスだけでなく、窓枠やサッシの素材も結露に大きく影響します。 熱を伝えやすいアルミ製のサッシは、外気温の影響を受けやすく、結露が発生しやすい傾向があります。 一方、樹脂製のサッシはアルミに比べて熱を伝えにくいため、結露が発生しにくいという特徴があります。 既存のアルミサッシを樹脂サッシに交換することで、窓全体の断熱性が向上し、結露の発生を抑制する効果が期待できます。費用は窓の大きさや数によって異なりますが、家全体の断熱性を向上させる上でも有効なリフォーム方法です。 ▶【窓断熱の種類と方法】結露も防いで快適になる、窓ガラス・サッシの選び方 | 断熱のテオリアランバーテック 二重窓・内窓の設置 「内窓」の設置は、窓のリフォームの中でも比較的費用を抑えつつ高い断熱効果を得られる方法です。 既存の窓の内側にもう一つ窓を取り付けることで、窓と窓の間に空気層が生まれます。この空気層が、外からの冷気の侵入や室内の暖気の流出を防ぎ、窓の表面温度の低下を抑制するため、結露の発生を大幅に減らすことができます。 工事も比較的短期間で済む場合が多く、賃貸物件でも管理会社や大家さんの許可を得られれば設置可能なケースもあります。製品の種類や窓のサイズによって費用は変動しますが、費用対効果の高い結露対策と言えるでしょう。 ▶【2025年最新版】内窓で窓の結露を防ぐ方法|効果・費用・補助金も解説 ▶【二重窓(内窓)リフォーム】費用・効果・失敗しないポイントを徹底解説 長野県のような寒冷地では、窓の断熱性能が住まいの快適性に大きく影響します。結露にお悩みであれば、窓のリフォームは非常に有効な解決策となります。長野県での窓リフォームについては、私たちテオリアランバーテックにお気軽にご相談ください。 マンション・賃貸物件での結露対策のポイント 持ち家の場合と異なり、マンションや賃貸物件では、建物の構造上の制約やリフォームに関するルールがあるため、結露対策の方法が限られることがあります。しかし、賃貸物件に住んでいるからといって結露対策ができないわけではありません。ここでは、マンションや賃貸物件にお住まいの方が知っておきたい結露対策のポイントを解説します。許可なくできる対策から、管理組合や大家さんに相談すべきケースまで、具体的なアドバイスをご紹介します。 マンションで結露が起きやすい場所と対策 マンションでは、窓以外にも結露が発生しやすい場所があります。 例えば、玄関ドアの内側は、外気と室内の温度差が大きくなりやすいため、結露が発生することがあります。特に金属製のドアは熱を伝えやすいため注意が必要です。対策としては、玄関ドアに断熱シートを貼ったり、ドアノブにカバーをつけたりすることが考えられます。 また、北側の部屋の壁面や、押入れの壁なども、日当たりが悪く温度が低くなりやすいため、結露が発生しやすい傾向があります。家具を壁から少し離して設置したり、定期的に換気を行ったりすることで、湿気がこもるのを防ぐことができます。 賃貸物件でもできる結露対策 賃貸物件にお住まいの場合、建物の構造に関わるリフォームなどは原則として大家さんの許可が必要です。しかし、許可なくできる結露対策もたくさんあります。 前述した「今すぐできる!0円〜低コストの結露対策」でご紹介した換気や湿度管理、レイアウトの工夫などは、賃貸物件でも問題なく実践できます。また、結露防止シートやフィルム、結露吸水テープなどの貼り付け型のグッズも、現状回復可能なものであれば使用できることが多いです。ただし、壁紙や塗装を傷める可能性のある強力な粘着テープなどの使用は避けた方が良いでしょう。心配な場合は、事前に管理会社や大家さんに確認しておくと安心です。 管理組合や大家さんに相談するべきケース 個人でできる対策を講じても結露が改善しない場合や、結露によるカビの発生範囲が広い、建材の劣化が見られるなど、結露が深刻な場合は、速やかに管理組合や大家さんに相談することをおすすめします。 建物の構造上の問題や、共有部分に起因する結露の可能性も考えられます。相談する際は、いつ頃からどのような場所に結露が発生しているのか、ご自身でどのような対策を試したのかなどを具体的に伝えましょう。写真などを添えると状況が伝わりやすくなります。管理組合や大家さんによっては、断熱改修などの対策を検討してくれる可能性もあります。 季節別・結露対策カレンダー 結露対策は、特定の季節だけ行えば良いというものではありません。年間を通じて計画的に対策を行うことで、結露の発生を効果的に抑制し、快適な室内環境を維持することができます。ここでは、季節ごとの結露対策のポイントをカレンダー形式でご紹介します。 冬の結露対策タイムライン 冬は室内外の温度差が最も大きくなるため、結露が最も発生しやすい季節です。集中的な対策が必要です。 11月:結露対策の準備 窓や窓枠の汚れを掃除する。 必要に応じて結露防止シートやテープを貼る。 暖房器具の種類や使い方を見直す。 12月〜3月:集中的な結露対策 朝晩の冷え込みに注意し、こまめな換気を徹底する。 湿度計を設置し、室内の湿度を確認しながら除湿器などを活用する。 結露が発生したらすぐに拭き取る。 4月:冬の結露対策の振り返り 今シーズンの結露の状況を確認し、効果があった対策、改善が必要な対策を把握する。 来シーズンに向けたより根本的な対策(窓リフォームなど)を検討し始める。 梅雨〜夏の結露対策タイムライン 意外かもしれませんが、梅雨や夏も結露が発生することがあります。外気温は高くても湿度が高いため、エアコンで冷房した室内と外気の温度差により、窓や壁に結露が発生する「夏型結露」と呼ばれる現象です。 6月〜7月(梅雨):湿気対策の徹底 除湿器やエアコンの除湿機能を活用し、湿度をコントロールする。 部屋干しをする際は、換気をしっかり行うか、浴室乾燥機などを利用する。 クローゼットや押し入れの換気を行う。 8月〜10月(夏〜秋):冷房による温度差に注意 エアコンで室内を冷やしすぎないように注意する。 冷房使用時も定期的に換気を行う。 外から帰ってきた際、急激に冷房を効かせると結露しやすいため注意する。 年間を通じて湿度と温度のバランスを意識することが、結露対策においては非常に重要です。 まとめ:窓の結露対策ステップ 窓の結露は、見た目の問題だけでなく、カビやダニの発生、建物の劣化、健康被害など、様々なリスクを伴います。しかし、結露のメカニズムを理解し、適切な対策を講じることで、これらの悩みを解消し、快適で健康的な住環境を実現することが可能です。 長野県の厳しい冬の寒さは、結露を発生させやすい条件の一つです。もしあなたが長野県で窓の結露に深くお悩みであれば、窓の断熱リフォームが最も効果的な解決策となる可能性が高いです。 私たちテオリアランバーテックは、長野県の気候特性を理解した上で、お客様一人ひとりに最適な窓のリフォームをご提案いたします。無料相談も承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。 結露の悩みを解消し、暖かく快適な冬、そして心地よい一年を過ごしましょう。 執筆者 Ikeda 寒さは苦手な夏生まれ女子。断熱・シロアリ・エクステリアを勉強中。 自身も新築の際には、断熱性・防音性などに惚れ込み、断熱材「セルロースファイバー」を選択しました。 ふわふわかわいい「セルロースファイバー」の情報、寒い住宅の原因や対策などなど・・・体もお財布も温める情報を発信していきます!