【天井断熱で暑さ対策】真夏の天井裏は60度超えも!(安曇野市・H様邸) 公開日:2024年7月30日/更新日:2024年7月30日 エリア 長野県安曇野市 建物種別 2×4住宅 築年数 約30年 施工範囲 天井断熱 施工面積 約76㎡ 概算費用 約390,500円 助成金 54,000円 施工日数 1日 ご希望 昨年の8月に寒さ対策で床下断熱工事を行い、断熱効果を実感。次は夏の暑さ対策をしたい。 断熱調査 昨年8月に、床下にセルロースファイバー断熱材を施工させていただきました。この時は冬の対策を優先しましたが、その後、一冬過ごして断熱効果を実感いただき、次は夏の対策ということで、まずは天井の断熱調査を行いました。 調査では、マット状のグラスウールが敷き詰められた状態を確認しました。ですが、劣化によりグラスウールを覆うシートが破れていたり、断熱材と断熱材に隙間があります。断熱材に隙間があると、断熱性能は大幅に低下します。そして、何よりグラスウール断熱材の厚みは100mmと十分でなく、天井は低断熱の状態でした。 30℃を超える真夏日・猛暑日には、天井裏は60℃を超えます。天井の断熱性能が低いと、この天井裏の熱が室内にも伝わり、冷房効率が低下してしまうのです。 H様に状況をご説明し、既存の断熱材の上からセルロースファイバーを施工することとなりました。既存の断熱材を活用することで、コストを抑えた上で安曇野市の省エネルギー基準を満たした断熱材施工を行っていきます。 天井断熱の施工前後 【天井施工前】断熱材のシートが破れ隙間がある 【施工中】点検口を養生 【施工中】グラスウールの上からセルロースファイバーを吹く 【天井施工後】断熱材の厚みは220mm 今回はセルロースファイバー断熱材を天井220mm(密度 55±5kg/㎡)充填いたしました。 長野県の次世代省エネルギー基準は天井で160mmですので、新築並みの断熱性能になりました。 今回施工した安曇野市は、地域区分で4地域になります。4地域の天井の熱抵抗値は「4.0(㎡・k/w)」、セルロースファイバー断熱材の熱伝導率は「0.04W/(m・K)」です。 ちなみに次世代省エネルギー基準に必要な断熱材の厚みは以下の計算で求めることができます。 基準となる熱抵抗値 × 断熱材の熱伝導率 × 1000 = 必要な断熱材の厚み(mm) これに今回の工事を当てはめると… 【天井】 4.0×0.04×1000=160(mm)となります。今回の工事では220mm施工しています。 次世代省エネルギー基準を大きく満たしています。 ※2×4などの木造枠組壁工法・木造軸組構法・鉄筋コンクリート造では熱抵抗値の数値が異なります。 非破壊で出来る天井断熱リフォームは住みながら最短1日から工事可能です。助成金を活用して通常よりもお得に工事できる可能性も!(助成金申請手続きは全て弊社で行いますのでご安心ください) 夏の暑さ、冬の寒さでお悩みの方は、まずは無料の断熱診断をご利用ください。 【夏のお家が暑い】2階が暑い原因と天井断熱の必要性(動画あり) 投稿ナビゲーション 低断熱の床下・天井をセルロースファイバーで新築並みの断熱性能へ(上田市・H様邸)築40年木造平屋の床下断熱リフォーム(安曇野市・A様邸)