エリア | 長野県安曇野市 |
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建物種別 | 木造平屋 |
築年数 | 約40年 |
施工範囲 | 床下断熱(+基礎ハツリ工事 +床下点検口設置) |
施工面積 | 約87㎡ |
概算費用 | 約1,023,000円 |
助成金 | 96,000円 |
施工日数 | 1日 |
ご希望 | 薪ストーブ導入や開口部のリフォームを行ったが、寒い。冬快適に過ごせるようにしたい。 |
床下の断熱調査
中古住宅を購入したけれど冬が寒すぎる、というお悩みをお持ちのA様。
断熱材や施工方法にこだわりがあり『湿気や湿度の調整ができる断熱材』、『床下に潜って施工可能(非破壊断熱)』という条件で工事店を探していたところ、弊社を見つけご相談いただきました。
建物は保養所として夏用に建てられたものだったため、寒い長野県の冬を過ごすには厳しい状態。A様は既に薪ストーブの導入や開口部のリフォームなど済まされていましたが、断熱調査してみると、床下には断熱材がなく無断熱の状態が確認できました。
工事するにあたり、床下に直接入れる外扉があったものの、キッチンのみ基礎で囲われていて出入りできなかったため、床下点検口の設置をすることになりました。また、床下での作業スペースを確保するために、基礎の一部を削るハツリ工事も一緒に進めていきます。
床下断熱の施工前後
【ハツリ工事中】作業スペースを確保します | 【ハツリ工事中】鉄筋を切断 |
【ハツリ工事後】
【施工中】セルロースファイバーを吹き込む
【床下施工前】 | 【床下施工後】断熱材の厚みは140mm |
今回はセルロースファイバー断熱材を床下140mm(密度 55±5kg/㎡)充填いたしました。
長野県の次世代省エネルギー基準は床下で88mmですので、新築並みの断熱性能になりました。
今回施工した安曇野市は、地域区分で4地域になります。4地域の床の熱抵抗値は「2.2(㎡・k/w)」、セルロースファイバー断熱材の熱伝導率は「0.04W/(m・K)」です。
ちなみに次世代省エネルギー基準に必要な断熱材の厚みは以下の計算で求めることができます。
基準となる熱抵抗値 × 断熱材の熱伝導率 × 1000 = 必要な断熱材の厚み(mm)
これに今回の工事を当てはめると…
【床下】
2.2×0.04×1000=88(mm)となります。今回の工事では140mm施工しています。
次世代省エネルギー基準を大きく満たしていることがお分かりいただけたと思います。
※2×4などの木造枠組壁工法・木造軸組構法・鉄筋コンクリート造では熱抵抗値の数値が異なります。
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