低断熱の床下・天井をセルロースファイバーで新築並みの断熱性能へ(上田市・H様邸) 公開日:2024年7月2日/更新日:2024年7月8日 エリア 長野県上田市 建物種別 木造2階建て 築年数 築25年 施工範囲 床下断熱、天井断熱 施工面積 約106㎡ 概算費用 約819,500円 助成金 112,000円 施工日数 1日 ご希望 中古住宅を購入し県外から移住。1年過ごしてみたが、1階が寒くて寝られない。また、夏は2階が暑くて過ごせない。 住宅購入時に内装は新しくしたため、非破壊で住宅の性能向上できる会社を探していた。 断熱調査 昨年に中古住宅を購入し県外から移住。1年過ごしてみたけれど、1階が寒くて寝られないことと、夏は2階が暑くて過ごせないとのことでご相談いただきました。住宅購入時に内装は新しくしたため、非破壊で住宅の性能向上できる会社を探していたとのこと。 点検してみると、床下は階段下など一部が無断熱でしたが、全体にはグラスウールが設置されていました。 しかし、断熱材の厚みは50mm程度で、これは国が推奨する省エネルギー基準を満たしていません。 また、天井は断熱材がありましたが、隙間がたくさんあり断熱性能はとても低い状態です。 今回は、床下・天井の既存断熱材の上からセルロースファイバー断熱材を施工していきます。既存の断熱材も活用することで、コストを抑えつつ上田市の省エネルギー基準を満たした断熱材施工を行っていきます。 床下断熱の施工前後 【床下施工前】厚さ50mmのグラスウールで断熱されています 【床下施工前】階段部分は断熱材がない状態 【床下施工中】セルロースファイバー断熱材の厚みは90mm 既存のグラスウール厚さ50mmに、セルロースファイバー厚さ90mmを重ねます。合わせて140mmの断熱層が出来あがります。 【床下施工中】専用のシートを張り、セルロースファイバーを吹き込む 【床下施工後】セルロースファイバー断熱材 【床下施工後】階段下もしっかり断熱 天井断熱の施工前後 【天井施工前】断熱材の隙間がたくさん 【施工中】グラスウールの上からセルロースファイバーを吹く 【天井施工後】断熱材の厚みは200mm 今回はセルロースファイバー断熱材を床下90mm(密度 55±5kg/㎡)と天井200mm(密度 55±5kg/㎡)充填いたしました。 長野県の次世代省エネルギー基準は床下で88mm、天井で160mmですので、新築並みの断熱性能になりました。 今回施工した上田市は、地域区分で4地域になります。4地域の床の熱抵抗値は「2.2(㎡・k/w)」、天井の熱抵抗値は「4.0(㎡・k/w)」、セルロースファイバー断熱材の熱伝導率は「0.04W/(m・K)」です。 ちなみに次世代省エネルギー基準に必要な断熱材の厚みは以下の計算で求めることができます。 基準となる熱抵抗値 × 断熱材の熱伝導率 × 1000 = 必要な断熱材の厚み(mm) これに今回の工事を当てはめると… 【床下】 2.2×0.04×1000=88(mm)となります。今回の工事では90mm施工しています。 【天井】 4.0×0.04×1000=160(mm)となります。今回の工事では200mm施工しています。 次世代省エネルギー基準を大きく満たしています。 ※2×4などの木造枠組壁工法・木造軸組構法・鉄筋コンクリート造では熱抵抗値の数値が異なります。 非破壊で出来る床下断熱リフォーム&天井断熱リフォームは住みながら最短1日から工事可能です。タイミング次第では助成金を活用して通常よりもお得に工事できる可能性も!(助成金申請手続きは全て弊社で行いますのでご安心ください) 夏の暑さ、冬の寒さでお悩みの方は無料の断熱診断をご利用ください。 投稿ナビゲーション 無断熱箇所や断熱材の落下を改善して底冷え解消(坂城町・N様邸)【天井断熱で暑さ対策】真夏の天井裏は60度超えも!(安曇野市・H様邸)