【長野県】セルロースファイバーで非破壊断熱

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【長野県】セルロースファイバーで非破壊断熱

若い人も注意!ヒートショック対策と予防法

若い人も注意!ヒートショック対策と予防法

「ヒートショック」と聞くと、多くの方は「高齢者がなるもの」と考えるかもしれません。しかし実際には、20代や30代といった若い世代でも、寒暖差が大きい住まい環境に暮らしていれば、誰にでも起こり得る現象です。

ヒートショックとは、急激な温度差によって血圧が大きく変動し、体に負担がかかることで起こる健康障害のこと。重度の場合は失神や心臓への負担がかかるリスクもあり、必ずしも年齢に関係なく注意が必要です。特に、日本の住宅の多くは「断熱性能」が不十分なまま築年数を重ねていることが多く、脱衣所やトイレといった“局所的に寒い空間”で突然症状が現れることがあります。

若者も注意が必要。ヒートショックのメカニズム

最近では、冬の夜間にトイレでめまいを起こしたり、熱いお風呂に急に入ってのぼせてしまったりといった症状を訴える若年層の声も増えてきました。にもかかわらず、「自分は若いから大丈夫」と根拠なく思い込んでしまい、対策を後回しにしている人が少なくありません。

このようなリスクを回避するためには、日常生活のちょっとした見直しだけでなく、住まいの構造そのものを整えること(断熱リフォーム)が重要です。

本記事では、

  • なぜ若年層でもヒートショックが起こるのか?
  • どのような生活シーンに注意が必要か?
  • 今日から実践できる予防法と、根本的な原因を解消するための住まいの見直し
  • 無料でできる住まいの断熱診断のご案内

まで、専門的な知見と事例を交えながら、わかりやすくご紹介していきます。

「自分の家は大丈夫?」と感じた方は、ぜひ最後までご覧ください。
ご自身やご家族の健康を守るために、今できることから一緒に考えていきましょう。

 

「若い人でもヒートショックになるの?」意外と知られていないリスク

「ヒートショックは高齢者特有の現象」と思っていませんか?
たしかに、加齢により血圧調整機能が弱まる高齢者が重症化しやすいのは事実ですが、実際には20代や30代といった若い世代でも、寒暖差によってヒートショック症状が出るケースは少なくありません

若い人でも油断できない理由

ヒートショックは、急激な温度変化が体に負荷をかけることで起こります。
高齢者に限らず、血圧が急上昇または急降下しやすい状況にある人すべてがリスク層です。特に、以下のようなライフスタイルを送る若年層は、無意識のうちにその危険にさらされています。

  • 深夜のシャワー・入浴が日常化している(気温が下がる時間帯に浴室へ行くことで寒暖差が大きくなる)
  • 築年数の古い住宅に住んでいる(断熱性能が低く、脱衣所やトイレが極端に冷える傾向あり)
  • 在宅勤務・リモートワーク中心の生活(長時間動かず血行が滞るうえ、空間ごとの温度差を意識しにくい)
  • 冷え性やストレス、過労によって血管の機能が不安定になっている

これらの要因が重なると、「入浴後に立ちくらみ」「脱衣所でめまい」「寒さで頭痛がする」といった症状が、若年層でも現れることがあるのです。

医学的にも裏付けのあるリスク

たとえば、国立循環器病研究センターなどが発信している資料によれば、ヒートショックは血圧の急変が引き金になるため、若年層でも過労・ストレス・自律神経の乱れなどと重なるとリスクが高まると明言されています。

また、近年は気象の変化も大きな要因です。急激な冷え込みや寒暖差の激しい季節が増えたことで、これまで以上に「寒さによる体調変化」が起きやすくなっています。

リスクを「自分ごと」として捉えるために

ヒートショックという言葉にピンと来ない方でも、以下のような経験があれば、すでに軽度のヒートショックを体験している可能性があります。

  • 冬場、脱衣所に入るときに「ゾクッ」とする感覚がある
  • 湯船から出たあと、頭がぼんやりし、のぼせたような感覚に陥る
  • 寝る前のトイレで、急に立ちくらみを感じることがある

これらは、断熱の整っていない住まいと生活習慣が原因であるケースが多く、放っておくと症状が悪化するリスクもあります。


つまり、ヒートショックは年齢に関係なく“誰にでも起こり得る問題”です。
今はまだ軽度でも、住まいの環境や生活リズムによっては、将来的に健康への影響が大きくなる可能性もあります。

 

なぜ若い人でもヒートショックが起きるのか

住宅の断熱不足による寒暖差

ヒートショックが若年層にも起きる最大の原因のひとつは、住まいの断熱性能が不足していることによる「急激な温度差」です。

日本の戸建住宅には、昭和~平成初期に建てられた断熱性能の低い住宅が多く残っており、とくに築20年以上の家屋では、暖房の効いたリビングと寒い脱衣所・浴室の間で10℃以上の温度差があることも珍しくありません。こうした環境では、どんなに若い人でも血圧の急変や立ちくらみなどを起こしやすくなります。

たとえば、暖かいリビング→寒い廊下を通る→寒い脱衣所で服を脱ぐ→熱い湯に浸かる→寒い脱衣所で服を着る→寒い廊下を通るという一連の動作の中で、体は何度も急激な温度変化にさらされることになります。このとき、血圧は一気に上昇・下降を繰り返し、身体的ストレスが蓄積されていきます。

住宅の断熱性能が低いと起こること

住宅の断熱性能が低く、部屋間の温度差が激しい家

  • 脱衣所・トイレ・浴室・廊下などが外気並みに冷える
  • 家全体が「局所的な暖房頼み」になり、部屋ごとの温度差が激しくなる
  • 結露やカビの発生が起こりやすくなり、健康にも影響を及ぼす

とくに注目したいのが、住宅の断熱性能を数値で表す「UA値(外皮平均熱貫流率)」です。これは住宅全体からどれだけ熱が逃げるかを表す指標で、数値が小さいほど高断熱となります。

UA値・断熱等級の比較

住宅性能の目安 UA値(W/㎡K) 概要
断熱等級4(現行基準) 0.87(地域により異なる) 最低限の省エネ性能
HEAT20 G1 0.56程度(6地域) 健康維持のための断熱水準
HEAT20 G2 0.46程度 高性能住宅とされる水準

断熱性能の向上により、居室と脱衣所・浴室の温度差を小さくできることが、ヒートショックリスクの軽減に直結します。リフォーム時には、UA値の目標や断熱等級のグレードを踏まえて施工内容を検討することが大切です。

 

ヒートショック予備軍の典型的なシーン

若い人にとっても、ヒートショックのリスクが潜んでいる生活シーンは決して珍しくありません。実際に以下のような経験に心当たりがある方も多いのではないでしょうか。

思い当たる「ヒヤリ」とした瞬間

  • 夜中にトイレに起きたとき、寒さでゾクッとした
  • 朝、布団から出た瞬間に頭がクラクラした
  • 冷え切った脱衣所で服を脱ぐとき、鳥肌が止まらなかった
  • 熱い湯船に急に浸かった直後、息苦しさやのぼせ感を感じた

これらは、軽度のヒートショック反応である可能性が高く、年齢に関係なく注意が必要です。

特に、ワンルーム・1Kなど狭い住まいに暮らす若者や、共働きで帰宅時間が遅い家庭の入浴環境は、寒暖差の影響を受けやすい傾向にあります。さらに、在宅ワークやリモート授業などで日中も動かない時間が長くなると、血流が滞りやすく、体の反応が鈍くなることもヒートショックのリスク要因になります。

 

実際に起きている「若年層のヒートショック」ケース

ヒートショックは高齢者だけの問題ではありません。実際には、20代・30代でも「何年も前から体調不良が冬だけ続いていた」「寒い時期になると決まって体が重だるい」といった声が多く聞かれます。そうした声の背景にあるのが“軽度のヒートショック”であるケースも少なくありません。

ここでは、若年層に起きている実例や、見逃されがちな生活の中のリスクを詳しくご紹介します。


立ちくらみ・頭痛・吐き気が毎冬続く

「寒くなると、決まって体調を崩す」という若い人は、少なくありません。中でも特に多いのが、以下のような症状です。

  • 入浴後の立ちくらみ
  • 冷え込んだ朝の頭痛やめまい
  • トイレに立った瞬間の吐き気
  • 寒さの中で一時的に手足がしびれる感覚

これらの症状は、風邪や自律神経の乱れと勘違いされやすいものですが、実は“急激な血圧変動”によるものである可能性があります。

参考例(30代男性)

「毎年12月頃から、お風呂の後に立ちくらみが続き、翌朝まで頭がボーッとする日が多かった。原因がわからず、内科や脳神経外科も受診したけれど異常は見つからず…築30年の実家をリフォームして脱衣所と浴室に断熱施工を入れたら、その年の冬は症状が出なかった」

このように、室内の“部分的な寒さ”が原因となっているケースは非常に多く、とくに築20年以上の木造住宅では、脱衣所・トイレ・廊下などが外気並みに冷え込む傾向があります。

一見暖かく感じる家でも要注意

「リビングは床暖房で暖かい」「エアコンをずっとつけている」といった家庭でも、以下のような特徴があるとヒートショックリスクは依然として残ります。

  • 居室と水まわりで温度差が10℃以上ある
  • 脱衣所に断熱材が入っていない、もしくは薄い
  • 内窓や気密対策がされておらず、冷気が侵入しやすい
  • 局所暖房(ヒーター、電気ストーブ)で一時的にしのいでいるだけ

こうした住環境では、若年層でも「知らないうちに寒暖差ストレスを受け続けている」ことがよくあります。

 

寒い脱衣所やトイレに潜むリスク

住まいの中でもヒートショックが起こりやすい“要注意エリア”が、脱衣所・浴室・トイレです。

特に冬場は、暖房が効いたリビングとこれらの空間との温度差が非常に大きくなりやすいため、急な体温の変化や血圧の変動を引き起こします。

一時的な暖房 vs. 断熱改修:効果の違い

一時的な暖房では、ヒートショックリスクが高く快適性が低い。断熱改修することで、ヒートショックリスクが低く快適性が高まる。

対策手段 効果の持続性 ヒートショック予防への有効性 デメリット
電気ヒーターやカーボン暖房 一時的に暖かくなる 限定的(空間全体は温まりにくい) 消し忘れリスク・光熱費が高い
断熱リフォーム(内窓設置・断熱材追加) 長期的に効果が続く 室温を安定させ、根本的に予防 初期費用がかかる

「とりあえず寒さをしのぐ」のではなく、「寒さそのものをなくす」ための対策が必要です。

近年では、断熱材を使い脱衣所やトイレだけをピンポイントで断熱施工するケースも増えています。短期間で施工可能なうえ、「寒くない脱衣所」ができることで、入浴時のストレスや不調が改善されたという実感の声も多く聞かれます


「若いから大丈夫」と過信せず、自分の体の小さなサインに気づくことが、ヒートショック予防の第一歩です。

 

ヒートショック対策はどうすればいい?今日からできること・住まいでできること

ヒートショックを防ぐには、生活習慣の見直し住まい環境の改善の両輪が欠かせません。
ここでは、「今すぐできる対策」と「根本的に解決するための方法」の両方をご紹介します。


生活習慣でできるヒント

まずは、今日からできることから始めてみましょう。ヒートショックは、温度差や血圧の乱高下をなるべく減らす意識を持つだけでも、リスクを軽減することが可能です

以下は、手軽に取り入れられる実践例です。

入浴時のポイント

  • 食後や飲酒後の入浴は避ける
    食後は、1時間以上時間を空けて入浴しましょう。また、飲酒後の入浴は危険ですので避けましょう。
  • 浴室に入る前にあたためる
    浴槽のふたを開けて湯気を充満させる、もしくは暖房器具を使って浴室の温度を上げるだけでも効果的です。
  • 脱衣所にヒーターを設置する
    小型の電気ヒーターなどで、入浴前後の脱衣所を暖かく保ちましょう。
  • 湯温は41℃以下に設定する
    熱すぎる湯温は血圧を急激に変動させるため、38~40℃程度が推奨されています。
  • 入浴前に水を一杯飲む
    脱水を防ぐことで血圧の変動を緩和しやすくなります。
  • かけ湯をする
    心臓から遠い手足から徐々にお湯をかけ、体を慣らしましょう。
  • ゆっくり立ち上がる
    浴槽から出る際には、ゆっくりと立ち上がりましょう。手すりがあると安心です。
  • 長湯をしすぎない
    心臓に負担をかけないよう、10分程度の入浴がおすすめです。

サウナブームがありますが、若い方もヒートショックの注意が必要です
サウナ後に水風呂へ急に入ると、急激な温度変化で血圧が乱高下し、ヒートショックを引き起こす恐れがあります。水風呂に入る際は、手足から徐々に冷やし、体調に応じて無理のない範囲で利用しましょう。

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冬場の生活習慣全般

  • 朝起きる前に部屋を暖めておく
    タイマー付き暖房を活用して、起床時の冷えを防ぎます。
  • 靴下やスリッパ、厚着をする
    直接冷たい床に触れないようにする、部屋間の温度差に対応できるよう厚着をするなどして、対策をしましょう。

こうした対策はあくまで「場当たり的」な対応ですが、症状が軽度のうちであれば十分に効果を発揮するケースもあります。ただし、住まいそのものが根本的に寒いままであれば、完全な解決には至りません。

 

断熱で“寒さそのもの”をなくす選択肢

ヒートショックのリスクを本格的に減らしたいなら、「寒さを感じない住まい」に変えることが最も効果的な方法です
そのためには、住宅の断熱性能を高めるリフォームが不可欠です。

対策の中心となる断熱リフォームの例

  • 脱衣所や浴室周辺への断熱材の吹き込み施工
    隙間を埋める高密度な断熱材により、局所的な冷えを根本から遮断
  • 内窓の設置
    特に窓まわりは熱の出入りが最も多い部分。二重窓にすることで外気の影響を大幅に抑制
  • 床や壁、天井の断熱改修
    家全体の温度差をなくし、どこにいても寒暖差のストレスがない環境をつくる

断熱施工の効果は数値にも表れます。たとえば、内窓設置と断熱補強を同時に行った住宅では、以下のような温度改善が見られています。

室内空間 改修前の平均温度(冬) 改修後の平均温度(冬)
脱衣所 約12℃ 約18〜20℃
浴室 約13℃ 約20℃

このように、断熱性能の改善により体が感じる寒さ自体を減らすことができるため、ヒートショックの根本的な原因を取り除くことが可能になります。

一時的な対策との違い

対策内容 即効性 継続性 効果の深さ
小型ヒーター設置 △(消し忘れ・電気代) △(空間の一部のみ)
断熱リフォーム ◎(長期的に効果維持) ◎(寒さの原因自体を除去)

つまり、「寒さをなくす」ことは、「対策をしなくて済む住まい」に変えるということです。


断熱リフォームは「体を冷やさない」ための設備投資であり、健康寿命を守るための住まいの見直しでもあります。
特に高性能断熱材や高性能内窓を活用したリフォームは、短期間で施工可能かつ、住まいの温度バランスを飛躍的に改善できる手段として注目されています。

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執筆者

Ikeda

寒さは苦手な夏生まれ女子。断熱・シロアリ・エクステリアを勉強中。
自身も新築の際には、断熱性・防音性などに惚れ込み、断熱材「セルロースファイバー」を選択しました。
ふわふわかわいい「セルロースファイバー」の情報、寒い住宅の原因や対策などなど・・・体もお財布も温める情報を発信していきます!

 

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