【つらい底冷え改善】既存断熱材も利用して住みながら床下断熱リフォーム!(伊那市・H様邸) 公開日:2024年11月13日/更新日:2024年11月13日 エリア 長野県伊那市 建物種別 木造2階建て 築年数 約30年 施工範囲 床下断熱 施工面積 約70.7㎡ 概算費用 約830,000円 助成金 212,000円 施工日数 2日 ご希望 床フローリングの改修を行うので、併せて床の断熱をしたい。 断熱調査 床のフローリング改修と併せて床下断熱を行いたいとご依頼いただきました。 床下を点検してみると、寝室の床下にはグラスウール断熱材がありました。寝室に関しては、グラスウールがある状態では施工が出来なかったため、一度全て剥がしてからセルロースファイバーのみで施工をすることとなりました。 リビングダイニングには、ロックウール断熱材があります。こちらは、既存の断熱材に被せてセルロースファイバー施工が可能ですので、有効活用いたします。 リビングの端ですが、一部ロックウール断熱材がないところを確認しました。 せっかく断熱されていても、このように隙間が少しでもあると断熱性能は一気に低下します。 トイレの床下は、ロックウール断熱材があるものの配管周りに断熱欠損が見られます。 廊下は無断熱の状態でした。 建てられた当時(30年ほど前)は、まだまだ断熱に対しての意識が薄く、暑さや寒さには耐えるもの、という考えが常識でした。しかし、現在は法律の改正もあり断熱の基準が設けられています。 2025年からは、省エネ義務化により、全ての新築住宅に断熱等級4以上が義務化されます。環境や住む方の健康のためにも、建物の断熱性を上げることは私たちの義務になるのです。 床下断熱リフォームの前後 【寝室の床下 セルロースファイバー施工前】グラスウールを剥がしました 【シート貼り】 【寝室の床下 セルロースファイバー施工後】 【リビングダイニングの床下 セルロースファイバー施工前】 【リビングダイニングの床下 セルロースファイバー施工後】 【トイレの床下 セルロースファイバー施工前】 【トイレの床下 セルロースファイバー施工後】 伊那市H様邸の断熱リフォーム 今回は、ロックウール断熱材があった部分にはセルロースファイバー断熱材を床下90mm(密度 55±5kg/㎡)充填いたしました。既存の断熱材と併せて140mmの断熱層が出来ています。 寝室は既存のグラスウール断熱材を撤去し、セルロースファイバーのみで施工しましたので、床下140mm(密度 55±5kg/㎡)充填しています。 長野県の次世代省エネルギー基準は、床下で88mmですので、新築並みの断熱性能になりました。 今回施工した伊那市は、地域区分で4地域になります。4地域の床の熱抵抗値は「2.2(㎡・k/w)」、セルロースファイバー断熱材の熱伝導率は「0.04W/(m・K)」です。 ちなみに次世代省エネルギー基準に必要な断熱材の厚みは以下の計算で求めることができます。 基準となる熱抵抗値 × 断熱材の熱伝導率 × 1000 = 必要な断熱材の厚み(mm) これに今回の工事を当てはめると… 【床下】 2.2×0.04×1000=88(mm)となります。 上記の計算から分かるように、次世代省エネルギー基準を大きく満たしています。 ※2×4などの木造枠組壁工法・木造軸組構法・鉄筋コンクリート造では熱抵抗値の数値が異なります。 非破壊で出来る床下断熱リフォームは住みながら最短1日から工事可能です。タイミング次第では助成金を活用して通常よりもお得に工事できる可能性も!(助成金申請手続きは全て弊社で行いますのでご安心ください) 床下断熱は、長野県の寒い冬を快適に過ごすためにぜひ検討いただきたい箇所になります。お家まるごとの断熱プランや、1階のみ、ひと部屋のみといった断熱リフォームプランもありますので、まずはお気軽にご相談ください。 投稿ナビゲーション 天井断熱と小屋裏換気扇設置で夏の暑さ軽減!(長野市・S様邸)