無断熱箇所や断熱材の落下を改善して底冷え解消(坂城町・N様邸) 公開日:2024年2月5日/更新日:2024年5月22日 エリア 長野県坂城町 建物種別 木造 築年数 約32年 施工範囲 1階床、寝室窓 施工面積 約77㎡ 概算費用 約1,050,000円 施工日数 2日 ご希望 建物全体の底冷え改善、窓からの冷気改善 ※概算金額にシロアリは含んでおりません。 調査 床点検口が無いため和室の畳を上げて開口 落下している断熱材① 落下している断熱材② シロアリ被害は見受けられませんでした 元々入っている断熱材は50mmのグラスウールマットで、部分的に垂れ下がってしまっています。この状態ではほぼ無断熱と同じですので今回の工事で改善していきたいと思います。新しく施工するセルロースファイバー断熱材の厚みを多くするため、既存断熱材は全撤去しました。また、断熱撤去後にシロアリの予防工事も行いました。(シロアリ工事と断熱工事を両方行う場合、せっかくシロアリ工事を行っても、あとから断熱工事で動き回って防蟻層を破壊してしまうことのないように施工のタイミングが重要になります。) 施工前後 既存のグラスウールを撤去することで根太+大引きの厚みでセルロースファイバーを充填することができます。 今回はセルロースファイバー断熱材を150mm(密度 55±5kg/㎡)充填いたしました。長野県の次世代省エネ基準は88mmですので、新築並みの性能になりました。長野県は地域によって2~5地域と幅広く分かれます。多くの市町村が3または4地域で今回施工した坂城町も4地域になります。4地域の床の熱抵抗値は「2.2(㎡・k/w)」、セルロースファイバー断熱材の熱伝導率は「0.04W/(m・K)」です。 ちなみに省エネ基準に必要な断熱材の厚みは以下の計算で求めることができます。 必要な断熱材の厚み(mm) = 基準となる熱抵抗値 × 断熱材の熱伝導率 × 1000 これに今回の工事を当てはめると… 2.2×0.04×1000=88(mm)となります。今回の工事では150mm施工していますので、次世代省エネルギー基準を大きく満たしています。 今回は木造軸組構法でしたが、2×4などの木造枠組壁工法や鉄筋コンクリート造では熱抵抗値の数値も変わってきます。 内窓設置 非破壊で出来る床下断熱リフォーム&内窓設置は住みながら最短1日から工事可能です。タイミング次第では助成金を活用して通常よりもお得に工事できる可能性も!(助成金申請手続きは全て弊社で行いますのでご安心ください) 夏の暑さ、冬の寒さでお悩みの方は無料の断熱診断をご利用ください。 投稿ナビゲーション 床下・天井の断熱リフォーム。気流止めで気密性もアップ(安曇野市・I様邸)低断熱の床下・天井をセルロースファイバーで新築並みの断熱性能へ(上田市・H様邸)