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【断熱性能の基準】一次エネルギー消費量って何?省エネ住宅づくりの基礎知識

 

一次エネルギー消費量ってなに?

一次エネルギー消費量とは、住宅や建築物を利用・使用する時に建物全体で消費するエネルギーを熱換算したものです。一次エネルギー消費量は、住宅の省エネルギー性能を評価するための基準の一つであり、新築される住宅・建築物の一次エネルギー消費量基準に適合となる水準は、BEI(Building Energy Index)≦1.0となります。BEIは、実際に建てる建物の設計一次エネルギー消費量を、地域や建物用途、室使用条件などにより定められている基準一次エネルギー消費量で除した値で評価します。

 

一次エネルギー消費量等級

一次エネルギー消費量等級とは、住宅の暖冷房にかかる一次エネルギー消費量の削減率に基づいて、1から6までの6段階で評価される等級のことです。一次エネルギー消費量とは、住宅が一年間に消費するエネルギー量のことで、その量を基準として等級が決まります。一次エネルギー消費量等級が高いほど、省エネ性能が高いと言えます。

2022年4月1日から、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)水準の等級として、一次エネルギー消費量等級6が新たに設定されました。等級6の基準では、BEI(Building Energy Index)≦0.8となっており、現行の省エネ基準よりも20%以上の削減が求められます。

 

等級 BEI 要求値
等級6(新設) o.8以下 ※1 省エネ基準▲20%
等級5 o.9以下 省エネ基準▲10%
等級4 1.0以下 省エネ基準
等級3(既存のみ) 1.1以下

※1 太陽光発電設備によるエネルギー消費量の削減は見込まない

 

 

一次エネルギー消費量はどんな要素によって決まるの?

外皮性能:外壁や窓などの断熱性能や気密性能

暖冷房設備:暖房や冷房の機器の効率や制御方法

換気設備:換気の方法や熱交換器の有無

給湯設備:給湯器の種類や効率

照明設備:照明器具の種類や効率

太陽光発電設備:太陽光発電システムの容量や発電量

これらの要素を工夫することで、住宅の一次エネルギー消費量を削減することができます。例えば、以下のような方法があります。

 

一次エネルギー消費量を削減する6つの方法

 

外皮性能を高めるために、断熱材や気密材を適切に施工する

暖冷房設備を高効率なものにするか、必要な部屋だけ暖冷房する

換気設備に熱交換器を付けることで、排気熱を回収する

給湯設備にエコキュートや太陽熱利用システムなどを採用する

照明設備にLEDや蛍光灯などを使用する

太陽光発電設備を設置して、自家発電した電力を利用する

 

住宅の一次エネルギー消費量を減らすことは、CO2排出量の削減や省エネ補助金の受給などにもつながります。また、快適な居住環境やランニングコストの低減なども期待できます。住宅の省エネルギー基準に準拠したプログラムや計算ツールなどもあります

 

まとめ

  • 一次エネルギー消費量とは、住宅が一年間に消費するエネルギー量のこと
  • 一次エネルギー消費量を減らすことで、CO2排出量や光熱費を削減できる
  • 一次エネルギー消費量を減らす方法は、断熱性能の向上、省エネ設備の導入、自然エネルギーの利用などがある
  • 一次エネルギー消費量等級とは、住宅の暖冷房にかかる一次エネルギー消費量の削減率に基づいて、1から6までの6段階で評価される等級
  • 等級が高いほど、省エネ性能が高い
  • ZEH水準の等級として、2022年4月1日から一次エネルギー消費量等級6が新たに設定された
  • 省エネ住宅づくりには、一次エネルギー消費量を抑える工夫が必要

 

省エネ住宅づくりの基礎知識として、断熱性能の基準と一次エネルギー消費量について理解しておくことは大切です。これらの指標を今後の新築やリフォームの参考にしていただければ幸いです。

 

 

 

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