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交通死亡事故の約4倍?! 入浴中のヒートショックにご注意を!

毎年寒くなり始めるとニュースで目にする機会が増えるヒートショックですが、実は40代など比較的若い方でも起こっています。

「自分には関係ない」と思われがちですが、事前に予防することで自分や家族の健康を守ることが出来ます。

知っているようで知らないヒートショックについておさらいしてみましょう!

 

ヒートショックとは

ヒートショック現象とは、暖房がきいた暖かい部屋から寒い部屋へ移動した時などの急激な温度差により、血圧が上下して心臓や血管に負担がかかる状態のことです。

 

 

そして、部屋ごとの温度差が10℃以上になるとヒートショックが起こりやすくなるといわれています。

そのため、寒い冬の発生率が非常に高いのが日本住宅の特徴です。

 

ヒートショックの原因

とくに真冬の入浴時は、暖かい部屋から寒い脱衣所に移動して裸になると、鳥肌が立ち、体の熱を奪われまいとして血管が縮み、そして血圧が上昇します。

その状態でお湯につかると、今度は全身の毛細血管が広がり血圧が下がるという、さらなる血圧変動が起こります。

 

基礎疾患のない健康な人は問題ありません。

高齢者や心臓に疾患を抱えている人には負担が大きく、体が急激な温度変化に耐えることができません。

ときには脳卒中や脳血管疾患、心筋梗塞など、命にかかわる事故につながります。

 

令和2年、入浴中に死亡した人の数は、年間およそ19,000人と推測されており、その多くがヒートショックなどによる溺死です。交通死亡事故の約4倍もの人が浴室で亡くなっていることになります。

 

しかし、この死亡者数には、救急搬送後に病院で脳血栓や心筋梗塞などで亡くなった場合は含まれていません。

おそらく実際のヒートショックによる死亡者数はもっと多いと推測できます。

 

ヒートショック予防は身近なことから!

さて、このようなヒートショックに関して、予防はどのように行うのが良いでしょうか。

ヒートショック予防7つのポイントをお伝えしますので、ぜひ取り組んでみましょう。

 

ポイント① 浴室を暖めよう

対策として、まずは入浴前のお湯はり時に、浴室を暖めましょう。

ヒートショックは温度差が原因となるので、入浴前に余裕を持って浴室を暖めておくことがポイントです。

お風呂を沸かすときに、浴室暖房乾燥機もONにして事前に空間を暖めておくとヒートショック予防になります。

 

ポイント② 脱衣室も暖めて

そして、脱衣室も前もって暖めておきましょう。

なぜなら、脱衣室と浴室との温度差も、ヒートショックにおいて注意が必要なためです。

対策のため入浴前にしっかりと暖房をいれることをおすすめします。

 

脱衣室用の暖房もたくさん種類があります。

安全性を考えると、壁上部に設置できるパネルヒーターのようなものがよさそうです。

 

ポイント③ お湯はりの温度は41度以下

3点目は、お風呂のお湯はり温度です。お湯は、41度以下に設定しましょう。

自動お湯はり機能がある給湯器なら、リモコンで設定が可能なので、熱すぎない41度以下で設定しましょう。

または、温度計を使って確認してもOKです。

一緒に住んでいる家族の中に高い温度に設定したい人がいる場合も、ヒートショック予防のためということで声をかけてみましょう。

 

ポイント④ 入浴前には家族に一言

続いて、入浴前は家族に一言かけよう。

一緒に住んでいる家族の中で声をかけ合っていくことで、何かあった場合にも気づいてもらえる確率が上がります。

とくに離れて暮らす家族では、ヒートショックを気にして、入浴の前後で電話したりメールを送るなどして、対策をするということも聞いたことがあります。

 

ポイント⑤ 入浴前に水分補給を

5点目は、入浴前後に水分を取りましょう。

入浴中は、気が付かない間に汗をかいています。

温泉で入浴後に牛乳を…というのは昔ながらの習慣でやったことがある方もいるのではないでしょうか。

まずは入浴前にもしっかりと水分を取ることで、熱中症や脱水症などの予防にもつながります。

(熱いお風呂に長時間入ると熱中症になる恐れもあります)

そして、入浴後にも水分補給をしましょう。こまめに水分を補給することで、体内の水分不足を防ぐことができます。

ちなみにお水や麦茶など、カフェインの含まれていない飲み物が好ましいです。(カフェインは利尿作用があるため)

 

ポイント⑥ かけ湯をしてから入りましょう

次は、入浴時の対策ポイントです。いきなり湯舟に入らず、シャワーをかけたり、かけ湯をしてから入りましょう。

銭湯や温泉では、体を洗ったりかけ湯をしてから湯舟に入りますよね。

普段の入浴でも、かけ湯をして体をお湯に慣らすことがヒートショック予防につながります。

湯舟のお湯やシャワーで、(心臓から遠い)手足などからお湯をゆっくりかけ、体を入浴に向けて準備しましょう。

 

ポイント⑦ 入浴時間に気をつけよう

対策で気を付けたい最後の点は、入浴時間です。入浴時間は、10分以内が目安です。

疲れていると、お風呂は気持ちが良くつい長風呂してしまいそうですが、のぼせないためにも、なるべく10分以内にあがれるよう意識しましょう。

そして、41度のお湯に10分しっかりと浸かることで、体もリフレッシュできそうですね。

 

最後に

テオリアランバーテックでは断熱工事の専門家として累計7,000棟以上の住宅に携わらせていただきました。断熱リフォームを行うことで、ヒートショックや熱中症を予防し、一年中快適で健康な暮らしをお届けいたします。

冬の寒さや夏の暑さでお悩みの方はぜひ一度、テオリアランバーテックへご相談ください。

 

 

 

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