効果的な断熱で冬の暖房代節約したい。窓・断熱リフォームの価格と性能を比較。 公開日:2022年9月20日/更新日:2024年10月22日 こんにちは、 この記事では寒い部屋を効率的に暖かくすること、そして電気代を削減するための対策などをご紹介しています。 対策方法は、費用が安価なものから若干費用がかかるけれども効果を実感できるものまで 費用対効果を合わせて比較しています。 目次 Toggle 部屋の中が寒い熱はどこから逃げるのでしょうか断熱効果が一番実感できる窓の対策方法を比較断熱シート断熱カーテンハニカムサーモ・内窓断熱リフォームで家の断熱性能を上げる*天井裏に断熱施工をした事例**床下に断熱施工をした事例* 部屋の中が寒い 室内なのに、なぜこんなに寒い?と思うことはありませんか? 居間は暖房をつけているから暖かい。 けれど一歩廊下に出ると極寒。 そして靴下を履いていても、床が冷たい。 脱衣所、台所(キッチン)が寒い! こういったお家は、熱が逃げてしまっている状態と言えます。 なぜなら暖かい空気は、冷たい空気に向かって逃げていくという習性があります。 つまり、ストーブやエアコンなどで部屋を暖めても、壁や窓、天井や床下を通って外の冷たい空気に向かって暖気が逃げている状態になります。 部屋を暖めても、暖気が逃げてしまい部屋がなかなか暖まらず、エアコンやストーブを使う量(電気や灯油の使用量)が増えてしまい、結果的に電気代、灯油代がかかってしまいます。 しかし、暖気が逃げないように工夫することで、電気代の節約に繋がる省エネなお家にすることができます。 この記事では、費用対効果も考えながら、断熱性能を上げるための方法をご紹介します。 熱はどこから逃げるのでしょうか まず一番に熱が逃げる場所として挙げられるのが『窓』です。 実は熱が逃げる6〜7割は窓からと言われています。 外が寒い冬は窓が結露しますよね。 窓が外気の寒さの影響を受けている証拠です。 窓の性能によっては窓から熱が逃げてしまい、効率的に室内を暖められていない状態なので、最初に窓を見直すのが良いでしょう。 ただし窓の寒さ対策は複数あります。 複数ある対策の中から、費用と効果を検討し可能な対策から行ってみましょう。 対策方法には例えば、 ①断熱シートを窓に貼る ②断熱カーテン ③ハニカムサーモ ④内窓を付ける この4つは検討できます。 その他に家を断熱リフォームし、断熱性能を上げ長期的に効果を実感する方法があります。 断熱効果が一番実感できる窓の対策方法を比較 では窓の断熱方法 ①断熱シートを窓に貼る ②断熱カーテン ③ハニカムサーモ ④内窓を付ける この4つを価格・効果・施工のしやすさで比較してみます。 価格 効果 施工のしやすさ 断熱シート ◎ △ ◎ 断熱カーテン ◯ ◯ ◯ ハニカムサーモ ◯ ◎ △ 内窓 △ ◎ △ 断熱シート 断熱シートを窓に貼る方法は一番安くできる窓の対策です。 緩衝材タイプのものでサイズにもよりますが、500円〜1000円程度で購入することができます。 他にもフィルムタイプで貼るものもありますが、2000円〜4000円程度とやや金額が上がります。 窓の内側(室内側)に断熱シートを貼るだけなので作業は簡単です。 デメリットとしては、緩衝材をテープで貼ったり水で濡らして貼ったりすることで窓に汚れが付きやすく、掃除が少々手間に。加えて、緩衝材の貼った窓なので想像通り見た目が気になる方もいるかと思います。 掃き出し窓などの大きな窓には全面に貼る場合は高いところの作業になるため、注意が必要です。 ですが安価に購入できる点、そして窓からの寒さが軽減されるので、多少の効果は期待できます。 断熱カーテン 続いて断熱カーテンです。断熱カーテンには種類や性能がいくつかありますが、ここでは【遮熱・断熱】効果の高い遮光1級カーテンで比較します。 カーテンはサイズや、ヒダの数(デザイン)、柄や色によって価格は様々ありますが 1枚5,000円〜40,000円購入ができます。 規格サイズの窓ですと比較的安価で購入できますが、規格よりも大きな窓になるとオーダーカーテンとなるため金額が上がるのは通常のカーテンと同様です。 そして、カーテンの付け替え1、2枚であれば簡単ですが、複数の、例えば全部屋の付け替えは意外と大変…。 高いところに手を伸ばす姿勢を続けないといけないため、高齢の方にはとても辛く、場合によっては転倒の危険も考えられます。必ず安定した脚立や椅子に乗るなどして、土台を支えてもらいながら交換しましょう。 カーテンレールを合わせて交換や、シングルレールからダブルのレールに変更する場合には業者に依頼することができるかもしれません。 ただその分費用はかかります。 以下の カーテン代(サイズや変更箇所の数)+レール代(サイズや変更箇所の数)+業者への依頼費用 を想定しての依頼になることが考えられます。 ハニカムサーモ・内窓 ハニカムサーモ ハニカムサーモは熱を遮る断熱ブラインドです。 ブラインド同様、窓枠につけて上下に開閉できるもので、高い断熱効果があると言われています。 デメリットとしては、サイズが決まっている商品なので、規格サイズの窓でしか設置できません。 つまり、大きな窓や規格外の窓はサイズによって設置ができないということになります。 また窓枠に奥行きがないと設置が難しいため、施工業者に事前調査を依頼する必要があります。 内窓 内窓もハニカムサーモ同様に設置のサイズが決まっているため、事前調査を依頼する必要があります。 また内窓は、窓の内側(室内側)にもう一枚窓を設置するため、室内の雰囲気が若干変わります。 ハニカムサーモ・内窓の設置費用については、施工業者により設定価格が異なるため お住まいの地域で施工依頼ができる業者に見積りを依頼する必要があります。 ハニカムサーモ・内窓は他の2つに比べると、金額がやや高いですが、見た目以上に断熱効果は絶大で冷暖房代の削減が期待できます。 ぜひ、ご予算に余裕がある場合は検討してみてください。 我が家はハニカムサーモを採用していますが、本当に暖かく開閉も簡単です。 窓際にいても寒さを感じない程度に効果があるという体感です。 テオリアランバーテックでは、ハニカムサーモ・内窓設置を承っています。 調査・見積もりは無料ですので、まずはお気軽にお問合わせください。 テオリアランバーテックは、無理な押し売りは一切ありません。ゆっくりご検討頂けます。 断熱リフォームで家の断熱性能を上げる 方法:断熱リフォーム リフォームと聞くと、大きな工事をイメージしてしまいますよね。 ですが断熱リフォームは引越をせずにできる施工があります。 施工箇所は主に ①天井裏 ②床下 ③壁 の3箇所です。 ①の天井裏と②の床下は、 範囲にもよりますが基本は1〜2日で施工が可能です。 そのため、リフォームによる引越しが必要ありません。 廊下や脱衣所など窓がない部屋は、床下断熱の施工をすることで暖かい空気が逃げにくくなります。 *天井裏に断熱施工をした事例* before after 天井断熱を調査したときに発覚した、断熱材が入ってはいるが隙間だらけで 効果的に断熱できていない状況がわかりました。 セルロースファイバー断熱を行い、隙間をうめることで天井から熱が逃げにくくなり ”魔法瓶”のようなイメージで暖かさを家の中に閉じ込める効果が期待できます。 断熱リフォームはスタッフの経験、 施工方法や断熱材選びがとても重要なポイントになることがわかります。 天井については当社スタッフもブログにてご紹介しています。 詳しくは↓ 断熱スタッフブログ 天井裏 *床下に断熱施工をした事例* before 床下には断熱材が入っていません… これでは暖房を使用して暖めても、床下から熱が逃げてしまいます。。 after セルロースファイバーの吹き込みを行い、隙間なく充填しました。 これで、床下から熱が逃げにくくなることが期待できます。 暖かい空気が逃げないことで、室内を効率的に暖めることが可能になります。 また熱が逃げないということは、冷気も逃げません。 つまり、冷暖房の効率も良くなり、結果的に年間を通して電気代の削減が期待できます。 断熱リフォームでこれから先も長く住み続けられるお家にしていきたいですね。 ぜひ費用対効果がよく、ご自身の生活スタイルに合う方法を選んで取り入れてみてください。