天井裏は、夏の日差しから輻射熱が蓄積し温度があがります。その熱が天井板や柱などを伝い、室内が暑くなってしまうのです。
無断熱だった天井裏。施工前にサーモカメラで撮影しその後断熱材セルロースファイバーを施工しました。もう一度サーモカメラで撮影すると天井の表面温度が約6度さがりました。
断熱材は外気温によって発生した熱が生活空間に伝わる速度を遅くする効果があります。
雪国である長野県、断熱というと冬に活躍するイメージも強いですが、実は夏の暑さにも断熱効果を実感することができます。実際に、少ない電力でエアコンが効きやすいため電気代の軽減につながります。
平成30年〜令和4年の5月〜9月に熱中症で救急搬送された件数で、最も発生が多かった場所は住居でした。全体の4割は自宅にいて重中度の熱中症を発症し搬送に至っています。
外気温の上昇への警戒は必要ですが、室内温度の上昇は見落としがち。自宅にいるときこそ熱中症への警戒レベルを上げて、対策を行う必要があります。『エアコンを使わない』というのはこの温暖化では難しく逆に危険です、少ない電力で節電しながら快適に健康に過ごすことを意識しましょう。
経済産業省資源エネルギー庁によるZEHの普及促進に向けた政策動向に関する資料で、既存住宅の断熱性能分布を基に算出した結果、既存住宅約5,000万戸のうち、現行の省エネ基準を満たす住宅は約13%。
全体のおよそ87%は低断熱もしくは無断熱という状況でした。
断熱リフォームを行うことで無断熱や低断熱から新築レベルの断熱性能が実現できます。ブローイング工法で凸凹や天井の形状問わず隙間のない施工が可能です。
施工する断熱材はセルロースファイバーは環境に優しく性能の高い断熱材ですが、プロによる正しい施工技術と経験が必要な断熱材です。テオリアランバーテックは県内多くの新築住宅・リフォームにて断熱施工を行なっています。経験豊富な社員が現場調査から施工完了まで行うため安心してお任せいただけます。
住宅の床下や壁内部、天井裏は普段あまり意識していない部分ですが、実はかなり過酷な環境。湿気による結露やカビ、さらに気温も外気温の影響を受けやすいため冬は床下の底冷え、夏は天井に熱気が溜まりやすくなります。そして害虫(白蟻や黒蟻、ゴキブリなど)、害獣(ねずみやコウモリなど)の注意が必要です。事実、年中鼻水が止まらないなどの症状がある方は、カビやハウスダスト、害獣などが影響したアレルギー症状という可能性もあり得るのです。
セルロースファイバーは高い断熱効果だけでなく以下の効果があります。
セルロースファイバーとは、古紙を再利用し加工した木質繊維系の断熱材です。高い断熱効果だけでなく、調湿・耐火性、吸音効果、撥水、防カビ、防虫効果など優れた効果を兼ね備えています。そして、製造工程においてCO2排出量が少なく環境保全にも貢献する断熱材です。
セルロースファイバーは高い断熱効果に加えて6つの効果があります。
合わせて7つの効果から、結露やカビ、それに伴うアレルギーなど日常生活の中で仕方がないと諦めていた部分の改善が期待できます。
A.天井が目透かし(主に和室など)の場合は注意が必要です。確認せずに施工するとセルロースファイバーは細かいので室内に落ちることがあるため、弊社では調査時・施工時に必ず確認を行い、不織布を敷いて対策をしてからセルロースファイバーを施工します。こういった対策を行うと落ちてくることはありません。
A.重さ対策として事前のチェックの際に重要なのが、屋根から伸びている木材がありますがこの吊り木のチェックです。この吊り木が少ない、または無い場合は天井が断熱材の重さに耐えられない可能性があるため吊り木の追加をしてから断熱施工になります。
株式会社テオリアランバーテックは昭和63年に「シロアリ防除工事」から始まった住宅の付帯工事を行っている会社です。平成5年から行っているセルロースファイバー断熱工事はその専門性から県内外の一般のお客様から法人様まで幅広くご用命いただいています。また、天然木を使ったウッドデッキや木製フェンスなどの木製エクステリア工事も行っています。
シロアリ工事で木(建物の躯体など)守り、自然素材であるセルロースファイバー工事(原料は新聞古紙)で木を活かし、木製エクステリアで木を楽しむ。どれも木に携わっているそんな会社です。